夜起きて、寝られない男性
  • 2017.8.22

睡眠不足で高血圧になる?

睡眠不足は高血圧の原因になると言われています。睡眠と高血圧は全く関係がないように思えますが、どのような仕組みで睡眠不足が高血圧につながっているのでしょうか。
アメリカの大学の研究では睡眠不足の中高年はしっかりと睡眠を取っている中高年比べて高血圧になる確率が30%以上増加しているというデータがあります。もともと血圧は昼間の活動的な時間には高く、睡眠中の落ち着いているときには低くなっているのが正常です。睡眠時には正常な血圧に戻っているという人も多くいるほどです。
しかし睡眠不足になってしまうと高血圧の影響で損傷を受けた血管の修復が間に合わず、動脈硬化の症状が進行してしまいます。動脈硬化が高血圧の悪化の要因になっていることは良く知られていることです。また、ストレスの解消にもしっかりと睡眠を取ることは重要になってきます。睡眠不足が慢性化してくると、体内のメラトニンの量が減ってしまいます。メラトニンは睡眠ホルモンとも呼ばれていて、分泌されることで体温や脈拍、血圧が低下し脳が「睡眠をとるタイミングだ」と判断して眠りに入ります。そのため、睡眠時には正常な血圧に戻るのです。しかしメラトニンが不足すると体温や脈拍、血圧は高いままになってしまうため、脳が眠るタイミングだと判断できません。そのためいつまでも眠れずに血圧が高いままになり、血管や心臓に負担をかけたままになってしまい、動脈硬化の進行を助けてしまいます。
どれだけ薬を使用したり食生活を改善しても、睡眠不足は高血圧に悪影響を与えてしまうものです。他の治療法などと同時に、睡眠不足の改善を行うことも高血圧の治療においては重要な役割をはたしているのです。

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